漫画や小説の原作とアニメ、どっちを先に見るのが正解? 時間があるか、両方楽しみたいかで決めよう!

初めまして、漫画やアニメ好きのユウキと申します。
世の中には面白いアニメや漫画、小説がたくさんありますよね。

一般的には漫画や小説などの原作が作者の手によって作られ、人気が出てくるとアニメ化されます。

(※例外として原作が存在せず、オリジナルアニメとしてアニメから作られるケースもあります)

アニメ化される前に原作しかなかったら迷うこともないんですが、

問題は漫画や小説の原作がありアニメ化もされた作品がある場合です。

まだそのアニメ作品を見たこと、原作を読んだことのない人は考えたことがあるはずです。

「原作(漫画や小説)とアニメ、どっちから見たほうがいいんだろう?」
「アニメだけ見たら原作は見なくても良いんじゃないの?」
「原作ありきのアニメだから原作だけで十分では?」

 

こういった疑問に今回は、原作とアニメを何作も
堪能した経験のある私が解説したいと思います。

 

1.時間的余裕があり原作もアニメも楽しみたい人は、アニメ→原作の順に楽しもう。

時間的な余裕があり、原作もアニメもとにかくその作品の全部を楽しみたいという人もいると思います。
両方楽しみたい人はアニメ→原作の順番に観ることをオススメします。
ではなぜ原作→アニメの順に観ないほうがいいいかを説明します。

原作→アニメの順に観た場合に起こること。

・アニメにショックを受ける可能性がある。
・アニメ声優の声に違和感を持ってしまう。
・時々崩壊するアニメ作画が気になってしまう。

上記を一つずつ解説します。

・アニメにショックを受ける可能性がある。

漫画や小説の原作を読んだ後に、アニメを観るとアニメにショックを受ける可能性が高くなります。
原作とはいわばアニメの大元です。原作がなければアニメは存在しません。
原作はしっかりと作り込まれています。

ところが原作がアニメ化された時に制作側の様々な都合で、
色々と省略される部分が出てきてしまうのです

超重要な時間をかけるべきシーンが、原作では余韻たっぷりに丁寧に描かれていたのに、
アニメではたんぱくに表現されて

「ええっ!そんな手抜きでいいのっ?!」

 

と思わずツッコミを入れたくなる事態が起こるんですね。

アニメはだいたい1クール(12話前後)か2クール(24話前後)で制作され放送となります。
原作が長編の場合、このクール内に収めるために物語の展開が超高速になったケースもあります。

長編原作を無理やり短い枠に詰め込んだために、クオリティーの高かった物語が
台無しになってしまうという目も当てられない事態には正直幻滅してしまいますね。

原作の素晴らしさに強く心酔しているほどショックは大きくなるでしょう。

他の例でいいますと、ジャンプの某人気漫画作品がアニメ化されたのですが、
そのあまりのクオリティーの低さにファン層からの批判が殺到したことがあります。

事態を重く受け止めた原作者が、作家生命をかけてアニメ制作側に質改善を求めたそうです。
結果アニメは原作を忠実に再現するように作られ好評を得ることになりました。

だから原作→アニメの順をオススメしないんですね。

逆にアニメを観てから原作を読むと、原作の素晴らしさに気づけるはずです。
アニメでは数コマで処理され省略された情報が原作では丁寧に描かれていたりするからです。

原作ありきのアニメなので、基本は

原作>アニメ

 

という公式が成り立つと思います。

原作もアニメも両方楽しみたい方は是非、
アニメにショックを受けないためにも、アニメ→原作の順に観てみてくださいね。

・アニメ声優の声に違和感を持ってしまう。

原作を読んだ後アニメを観た時、アニメ声優の声に違和感を持ったことはないでしょうか?

原作から一巻、二巻と読みその世界観に浸った時間が長くなるほど自分の中で

「このキャラクターはこんな声だろうか」

 

と無意識の内に定義付けられることになります。
その状態で次にアニメを観ますと

「あれ、このキャラの声、思ってたのと違う。なんかすごい違和感がある」

 

という現象が起こってしまうのですね。

もしもアニメから観て原作を読む順番だと
先にアニメを観てもキャラクターに対して先入観がないから

「このキャラはこういう声」

 

と自分の中で受け入れるため、声優の声に違和感を持つことなく物語を楽しめるんですよね。
その後に原作を読んでももちろん問題はないです。
頭の中で声優の声が無意識再生されるかもしれません。

「声優の声に違和感を持っても、時間が経てば慣れるものじゃないの?」

 

と思われる方もいるかもしれません。確かに多少の違和感なら問題はないです。

しかし原作漫画からアニメ化した某人気作品では、
キャラクターの声がどうしても想像していたのと違って
違和感が拭えず最後まで気になってしまったという事例もあります。

万が一こういったことを起こさないためにも
アニメから観て原作を読む順番をおすすめしたいんですね。

・時々崩壊するアニメ作画が気になってしまう。

原作漫画は作者がよほど手を抜かない限りは、絵が崩れることはありません。※
原作漫画の画力を知った状態で、アニメを観ているとある回で、あきらかに人体バランスのおかしい、
作画が崩壊したものを観ることがあるんですね。

原作者の絵がそんなにうまくなかったら(失礼w)作画崩壊も気にならないかもしれませんが、
原作者の絵が芸術レベルに高い場合、作画崩壊がかなり目立ってしまいます。

中にはこれはちょっと許せない、と思う人も出てくるのではないでしょうか?
なので原作より先にアニメを観ましょう。
原作の絵のうまさに感動するでしょう。
(原作の絵がうまくない場合、アニメの方がうまかったということもあるかもしれませんがw)

※雑誌連載では落書きかラフのようなものを掲載しておいて、コミックスで
大幅加筆修正する作者もいます。

2.忙しくて時間のない人は原作だけ読もう。

仕事が忙しくて、原作もアニメも両方見る時間がないという人は
原作だけ読みましょう。

上記でも説明しましたが基本的に
原作>アニメですので忙しくて時間のない人は原作だけ読んでいればまず間違いないと思います。

「漫画よりアニメが好き!」
「好きな声優さんが出てるからアニメがいい!」

 

という理由から、アニメをどうしても観たい人はアニメだけ観てもいいですが、
アニメと原作では情報量や、物語の丁寧さの差がありますので原作を強く勧めたいですね。
原作の素晴らしさを知らないのはとてももったいないことだと思うからです。

・クオリティーの高いアニメを見逃さないために。

ここまでさんざん
原作>アニメと繰り返して来ましたが、もちろん例外もあります。
アニメの中には原作に忠実に則ってクオリティー高いアニメ作品に仕上げいてる例もあります。

日本の映画興行収入を更新し現在、社会現象にもなっている鬼滅の刃などがそれにあたりますね。
鬼滅の刃は「ufotable」という高品質なアニメを創ることで知られているアニメ会社が制作しています。

原作漫画も人気がありましたが、高い映像美と迫力ある精密な戦闘シーンなどを
描いたアニメで一気に人気が爆発しました。
その影響で原作もどんどん売れるという流れに。

両方観る余裕もない人も鬼滅の刃のような
人気アニメは逃さず観てみたいですよね。

このような例外的な人気アニメ作を逃さないためには
ネットニュースをチェックしておけばいいと思います。

アニメ系のニュースではなく、総合ニュース欄にまで
出てくるほど流行し爆発的人気が出た作品は
嫌でも目に飛び込んでくるはずです。

総合ニュース欄で何度も話題にあがるようなアニメは
まず観る価値がある
とみていいでしょう。

まとめ

・原作もアニメも両方楽しみたい人はアニメ→原作の順番で。
・原作を読んだ後アニメを観るとショックを受けるから。
・声優の声に違和感を感じるから。
・時間のない人は原作だけ読むのがオススメ。
・一般的に原作>アニメだから。
・クオリティーの高いアニメはニュースをチェック。

最後に

原作>アニメという公式を何度か述べましたが、アニメ作品を批判したかったのではありません。
上記で述べたように観る順番を変えるだけでも、満足にアニメを楽しむことができます。

全てのアニメ会社が品質の低い制作をしているわけではなく、
中には原作の良さを損なわないように、高品質のアニメを制作されている制作会社もあります。

今回は原作やアニメどっちから先に観ようと迷われている方に、
できるだけ損のないような楽しみ方を提供できないかという
視点から
、このような記事に仕上がりました。

どっちを先に観た方がいいのかと迷った時に失敗しないようにこの記事を参考にしてみてくださいね。
アニメや原作を上手に楽しんでいただければ幸いです。

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