はじめまして、元引きこもり経験者のユウキと申します。
現在引きこもっておられる方の中には
「引きこもりから抜け出したい!」
「でも何から始めたらいいのかわからない」
と焦る気持ち、悩みや不安を抱えている方がいるのではないでしょうか?
私も過去に引きこもっていたので、世間から必要とされず、
「いつまでそんな生活を続けているんだ」と親からの圧力プレッシャーにさらされ逃げ場がなくなってしまう・・・
そんな辛い気持ちが痛いほど理解できます。
私は引きこもりからアルバイト、非正規雇用を経て現在正社員として働いています。
今回は私が「どのようにして引きこもりを抜け出したのか、実体験を元にその方法、やるべきことの手順」を解説したいと思います。
1.引きこもりから抜け出す準備をする。
1-1.体力をつける。
・ウォーキングから始める。
・ジョギングのススメ
1-2.太陽の光を浴びる。
1-3.発声練習で声を鍛える。
・ハミング
・五十音発声
・早口言葉
1-4.表情筋を鍛える。
1-5.散髪して清潔感を手に入れる。
1-6.メンタルを整える。2.アルバイトから始めてみる。
2-1.仕事探しのコツ
2-2.求人に応募する。
・電話をかける練習をする。
・一歩踏み出す勇気の出ない人へ3.仕事のコツ
3-1.働く上で気をつけるべき点
・あいさつは自分から聞こえる声で。
・自分から話しかける。
3-2.仕事の流れをつかむ。
・メモをとる。
・先輩を観察する。
・仕事の流れを覚える。 ・まとめ
・最後に
1.引きこもりから抜け出す準備をする
1-1体力をつける。
引きこもりから抜け出すためにまずは体力をつけるべきです。
なぜなら長年引きこもっておられる方はずっと家で過ごされているため
体力が相当落ちていると思われるからです。
仮に今この瞬間から何らかの仕事で働き出したとします。
体力が落ちているためすぐに息切れしてバテてしまうでしょう。
ですので働き出した時のためにも体力は必要です。
とはいっても長年運動してこられなかった人がいきなり
激しい運動をするのはおすすめできません。
無理がたたって体のどこかが故障してしまいます。
・ウォーキングから始める。
おすすめなのは
まず外を散歩するウォーキングです。
時間帯は日光がある朝や日中がいいですが、
近所の人の目線が気になる人もいると思います。
日が暮れてから夕にウォーキングするのがいいですね。
暗さに紛れて人の視線が気にならなくなります。
ウォーキングする場所は日中なら堤防河原沿いが良いです。
ウォーキングしてる人やジョギングしてる人って結構たくさんいますので
ひきこもりが運動してると、他人にバレるのではないか心配しなくていいと思います。
女性の方もおられると思うので、
夕方は堤防河川敷は危険なので避けた方が無難です。
人通りがある街の中をウォーキングしましょう。
夕方以降も堤防河原でウォーキングしてる人はいますが、
どうしても夕方堤防でやりたい人は最低限防犯の用意をしましょう。
防犯ブザーやジョギングライトをいざという時のために身に着けておくのがオススメです。
・どれくらいウォーキングすればよいか?
一日まずは30分ウォーキングしてみましょう。
一ヶ月毎日続けるたけでもかなり体力がつくと思います。
30分のウォーキングに慣れてきたら速歩きしてみるも良し、
時間を増やしてみるのもいいでしょう。
私は引きこもっていた時、2時間歩いていたこともあります。
・ジョギングのススメ
ウォーキングだけでも体力をつけるのに十分なんですが
更におすすめしたいのがジョギングです。
ジョギングだと更に体力が身につきます。
スタミナがつくため仕事をしても多少のことでは息切れしなくなりますよ。
またジョギングには持久力がつく他に記憶力が高まるなど
頭を鍛えれる効果があります。仕事で覚えるべきことが覚えやすくなります。
ちなみにですが世界の記憶力を競う大会のチャンピョンは
「記憶力向上のためには運動することが重要である」と
述べ記憶の訓練だけでなく運動にも精力的に取り組んでいるそうです。
まずは歩くのとゆっくり走るのを交互に繰り返すのがいいでしょう。
慣れてきたら20分から30分走ってみる。
そこから時間をのばしていきましょう。
一時間走れたらたいしたものです。
タイムは最初気にしなくていいですね。
コツは長い距離をゆっくりでもいいので走り切るようにしましょう。
タイムは走っていれば自然と速くなっていきます。
私もウォーキングからジョギングに切り替え最終的に
一回10キロ走れるようになりました。
仕事の面接などで自己PRとしてこのことをお話すると、
10キロも走る人ってあんまりいないからなのか、
面接官は皆驚かれ「もっとアピールすべき」と好印象でした。
このようにジョギングしておくと体力があり、継続力があると
面接の時にアピールできる武器にすることができます。
私は学生時代、球技全般駄目、マラソンも少し走ってはバテるなど運動音痴でコンプレックスの塊だったんですが、
20歳を超えてからジョギングをはじめました。
ジョギングは運動神経に関係なく、成長できるので本当にオススメですよ。
1-2太陽の光を浴びる。
太陽の光を浴びましょう。
以下の効果が見込めます。
・体内時計が整えられる。
一日15分~30分が理想ですがまずは5分でもいいです。
太陽の光を浴びるとセロトニンという物質が体内で作られます。
セロトニンは精神を安定させ、頭の回転を上げるなどメンタルの不調を整える効果があります。
逆にこのセロトニンが少なくなるとイライラしたりストレスがたまりうつ病になりやすくなります。
引きこもりの方は夜中の4時や5時に寝て、
お昼すぎから夕方に目覚めるという昼夜逆転の生活をしている人が多いのではないでしょうか?
私もそうでした。
家だけの生活で更に昼夜逆転だと太陽の光を浴びる機会が少ないと思います。
体内時計も調整され夜に眠たくなりますので太陽の光を浴びるようにしましょう。
太陽の光を浴びるだけでこれだけの効果があるんです。
お金もかかりませんしやらない手はないですよね。
また上記で書いたウォーキングやジョギングをしてもセロトニンが分泌されます。
太陽を浴びるのと運動をセットでやりましょう。
日中にウォーキングしたら一石二鳥ですね。
1-4発声練習で声を鍛える。
発声練習をして声を鍛えましょう。
引きこもっている人は一日誰とも話さず、一言も発さないという人が多いのではないでしょうか。
体力と同じで長い間話していないと発声能力が相当落ちていると思います。
声がまともに出ないと、まず求人で応募する時に電話で好印象な声になりません。
いざ働き出した時、あいさつが小さくて相手に届かなかったり、
話をしても聞き返されたりと辛い思いをすることになるでしょう。
日常生活で困らないためにも最低限の発声能力は鍛えておくべきです。
・ハミングをしてみよう。
ハミングとは口を閉じたまま、「んー」と音を出すことです。
体や首の力を抜きリラックスしましょう。
音の高さは出しやすい高さで構いません。ただ音を出すだけでなく、
鼻の奥の方に響かせるように出してみましょう。
鼻の奥には共鳴腔というものがあって、ここを響かせられるようになると声を出した時、
聞き取りやすくて通りの良い豊かな声になります。
ハミングで「んー」と音を出しできるだけ長く伸ばしてみましょう。
そこから鼻に響きを残したまま徐々に口を開けて声を出してみます。
どうですか?結構いい声が出たのではないでしょうか?
このハミングで低い音や高い音も出してみましょう。
・五十音発声
次は「五十音」で発声練習です。
「あいうえお」を1音ずつお腹の腹筋を使って短く切るように
「あっ!、いっ!、うっ!、えっ!、おっ!」
と声に出しましょう。これを「わいうえをん」までやります。
この時先程のハミングで説明した鼻に響かせるイメージを持つと尚良いですね。
五十音発声練習を繰り返していると、
お腹で声を出すという感覚がつかめてくると思います。
・早口言葉
早口言葉も練習してみましょう。
有名なもので構いません。
・赤巻紙 青巻紙 黄巻紙
・バス ガス 爆発
・赤パジャマ 黄パジャマ 青パジャマ
・裏庭には二羽にわとりがいる
・生麦 生米 生卵
・お綾や 親に お謝り
・お綾や 八百屋に お謝り
早口言葉を練習することで、滑舌がよくなり
仕事で会話する時に噛むことなく話をするのに役立つでしょう。
伝えたいことがあるのに発声能力が育ってないせいで
足を引っ張られるのはもったいないですからね。
・カラオケのススメ
以上発声練習を紹介してきましたが、
家で大声を出せないという人もいるかもしれません。
そういう人はボリュームを抑えられるハミング練習だけでも
いいですが、オススメはカラオケボックスです。
カラオケボックスなら誰に気兼ねすることなく
大きな声が出せます。
カラオケボックスは朝やお昼の時間帯だと割安で利用することができます。
最近は一人カラオケする人も増えていて、中にはお一人様専用カラオケなんかもあるみたいですね。
ストレス発散のために一人できたり、
純粋に歌の練習のために一人でくる人など理由は様々です。
なので一人で行っても店員さんに「この人一緒にカラオケに行く友達もいないの」
とか変な目で見られる心配はないので安心してくださいね。
1-5表情筋を鍛える。
発声と共に鍛えて欲しいのが表情の筋肉、いわゆる表情筋です。
私もそうでしたが、引きこもりの人は一日誰とも話さないことが多いためか
表情に変化がなく乏しいと思われます。
無表情で虚ろな感じだと面接とかで不利になる可能性があるので、
鍛えれるなら鍛えておくに越したことはないと思います。
表情を鍛えるための3つの方法を紹介します。
1
目をぎゅっと閉じて、口をすぼめます。顔のパーツ全てを中心に集めるような感じです。
その状態は数秒キープします。そこから今後は目を大きく見開いて、口を限界まで大きく開けましょう。
これも数秒キープ。この動作を交互に数回繰り返します。
2
もう一つは同じように顔のパーツを中心に集めてから、
今度は目を見開いて口を「いー」と笑顔の形でキープする方法です。これも交互に繰り返しましょう。
3
最後に今自分にできる最高の笑顔を作ります。その状態を5分間キープします。
最初は顔が笑顔の形を覚えていないから、辛いと思いますが、慣れてくると
顔が笑顔の形を普通の状態と認識するようになりますよ。
1-5散髪して清潔感を手に入れる。
引きこもりの人は髪の毛が伸びっぱなしか、自分で切るなどしてる人もいるのではないでしょうか?
私も引きこもっていた当時はそんな感じでほったらかしていました。
しかし仕事これからしようとするならそれではまずいですよね。
ですので清潔感を出すためにも髪を切りにいきましょう。
とはいっても引きこもりの人は知らない人と会話するのが苦手だったりして
美容院に行くのがためらわれるのではないでしょうか。
美容師の方もお仕事なのでお客さんに話しかけて来られますよね。
「お仕事は何をされているんですか」
なんて聞かれたらとても気まずくなります。
美容院ならおしゃれに清潔感のある髪型にしてもらえるから
ベストなんですが、引きこもりの方は行きにくい気持ちがよくわかります。
そこでオススメなのが
1000円カットです。
今の時代格安でカットだけに特化したお店が増えていますよね。
1000円カットなら短時間で、余計な会話もなく髪を切ってくれます。
「ちょっと待って!1000円カットなんて安いから変な髪形にされるんじゃないか」
と心配になる人がいるかもしれません。
確かに理容師さんの腕も様々なので、あまり上手ではない人に当たる可能性もあります。
ではどうすれば1000円カットで上手い人に切ってもらえるのか。
私がオススメしたいのは、地方や住宅街にあるような1000円カットのお店ではなく
都会の中、人通りの多い所にある1000円カットのお店に行くことです。
これには理由があります。
客が少ない住宅街のお店に比べて、都会やビジネス街のお店は
一日にカットする客の数が明らかに多いと思います。
普通に考えると
カットする経験数が多いほど比例して技術も高くなりますよね。
もちろん地方のお店全てが技術的に劣っているわけではないです。
中には高い技術力を持つ理容師さんもおられるでしょう。
しかし色んな1000円カットのお店に行った私の体験に基づいた結論では
都会のお店の人にやってもらった方が失敗する確率は低くなると思います。
後はなりたい髪型のカタログ写真などがあればなおいいですね。
ビジュアルイメージを理容師さんに見せれば、口だけで説明するよりも
わかりやすく失敗を回避できるでしょう。
1000円カットでも写真を見せれば要望通りに切ってくれますよ。
1-6メンタルを整える。
引きこもっておられる方はいろいろな経験値が少ないと思います。
何かに挑戦しようとした時、
自信がないし失敗するのが怖い → だから挑戦しない
→ 挑戦しないからいつまでも経験値を積むことができない
というループの繰り返しにハマっていることが多いのではないでしょうか。
経験もない状態で挑戦することはとても怖いです。勇気がいります。
ではどうすれば勇気を出して経験したことがないことに挑戦できるのか。
ここで重要になってくるのが
挑戦や失敗に対する考え方、メンタルの整え方です。
⬇
失敗してもいい、経験がないのだから失敗するのが当たり前、失敗は成長の元である、
失敗しても立ち止まらずどんどん次に行こう 失敗しても死にはしない
という風に失敗に対する考え方を変えていくのです。
おすすめは自分なりに紙に失敗にたいする新たな考え方を何度も書いてみることです.
頭の中で考えるだけでなく目に見える形にしましょう。
そして声に出して何度も読んでみるのです。
一種の自己暗示ですね。セルフトーク、アファメーションとも呼ばれています。
はじめは疑わしく思ったりして脳が受け付けないかもしれません。
でもしつこく繰り返していく内にあたかもそれが真実であるかのように思えてくるはずです。
朝起きた時と夜寝る前に行うのがオススメです。
ぼんやりしてる時の方が潜在意識に染み込ませやすいからですね。
新しいことに挑戦するためのメンタルを整えるのも
同じ感じです。
引きこもっている人は劣等感が強く、人と比べては周りの人が有能に見えて
落ち込んだりしていると思います。
ぶっちゃけ、引きこもっている人と有能に見える人の差は
経験値の差だと思います。
有能に見える人ほど裏で数え切れないくらいの経験と失敗を積んできています。
その結果である今の状態を引きこもりの人が見て落ち込んでいるんですね。
経験の少ない引きこもりの人と差が開いて当然だと思います。
だから引きこもりの人がすることは一択。
できることからでいいので経験をこれから積んでいくのです。
長年マイナス思考で生きてきた人が、挑戦し失敗を受け入れるメンタルを
作るのは大変だと思います。私も体験してきたのでよくわかります。
ここで私の話を少し。
私の両親は私が新しいことをしようとすると
「危ないからやっちゃ駄目」失敗すると
「ほら言うことを聞かないから痛い目に遭うんだ」と言うような教育方針をとる人達でした。
親と一緒に出かけた時のこと。
道に迷ってしまい、目的地にたどり着けず地図とにらめっこしていると、
親に「地図を見てそんなこともできないのか」と人格ごと否定されるような感じで非難されました。
これではまずいと私は思い、今後こんなことがないようにと地図を新たに買って勉強しようとしました。
すると親は「そんなことをしても無駄だ」というようなニュアンスのことを言い、
気に入らない顔で改善しようとする努力を否定しました。
努力することが悪いことであるかのような錯覚に陥りました。
今思うと親は私を、自立させずいつまでの手のかかる存在にして置きたかったのでしょうか。
このような経験値を積む機会を奪われた末、
引きこもりとなった時は非難轟々の嵐にさらされました。
このような状況でマイナス思考から前向きになるために
本などを読んで考え方を改善し上記のような
メンタル改善方法を実践行動し引きこもりを抜け出して今に至ります。
愚痴のような文章になって申し訳ないです。
でも引きこもっておられる方は多かれ少なかれ
私のような家庭環境で育ち、経験を積み自信をつける体験する機会を
奪われた人が多いのではないでしょうか?
私が伝えたいことは、ろくな親ではなかったと不幸自慢をしたいのではなく、
親や誰かを責めても何も問題は解決しない、自分の人生は自分でなんとかするしかない
ということです。
親のことを思うとドロドロした憎しみの気持ちが湧いてくるのはよくわかります。
確かに親に原因があったかもしれませんが、親に支配コントロールされそこから
抜け出せなかった自分にも責任があります。酷なようですが真実です。
親のせいにして自分の人生を放棄してはいけません。
親に人生を台無しにされたままで終わるなんて馬鹿らしくないですか。
メンタルを変え自分の人生を始めましょう。
2.まずはアルバイトから始めてみる。
引きこもりの人はまず第一ステップとしてアルバイトから始めてみましょう。
正社員の求人に応募するのも駄目なわけではないですが、
ひきこもりの人だとこれまでに仕事経験がないため、経歴としてアピールでるものがない人が多いと思います。
経歴がないと面接の時にどうしても不利になってしまったり、
面接前の書類選考がある場合に、選考段階で落とされる確率が高くなります。
ですのでまずは社会参加の練習、経験を積むためにもアルバイトからやってみるのをおすすめします。
2-1仕事探しのコツ
仕事探しのコツとしては将来やってみたい仕事があるなら、
その仕事に関連したアルバイト求人を見つめて応募してみることです。
漠然と仕事を選ぶよりかは、関連した仕事をすることで
アルバイトから正社員になるための経験を積むことができるからですね。
アルバイトとして経験を積むとその職場で正社員として登用されるケースもあります。
私もアルバイトから初めて数年かかりましたが、そこで正社員登用されました。
また、その職場で正社員として登用されることがなくても、
経験を積んだ後に転職活動を行えばいいんです。
面接時にアルバイトで経験を積んだことをアピールできますよ。
中には「遠回りしたくない!はじめから正社員を目指す!」
と考えている方もおられると思いますが、正直オススメしません。
私も昔、何も経験もない状態から「とにかく正社員になろう」と就職活動をしていましたが、
何度も書類選考で落とされ、選考を通過できても面接で不採用になりました。
このまま不採用が続き就労する機会が損なわれるのは時間がもったいないと考え、
経験を積むためにアルバイトやパートでもいいのでやってみようと方向転換しました。
結果今正社員として働くことができています。
あの時正社員にこだわって応募を続けていれば、
どこかに採用されたかもしれませんが多くの時間がかかったものと思われます。
時間を無駄にしたくない、最短距離で正社員に、という気持ちもわかりますが
かえって時間がかかってしまう場合があるんですね。
急がば回れで、案外アルバイトから始めて経験を積んでいった方が遠回りに
見えて、一番正社員への道に近かったりします。
なのでとりあえずはアルバイトから始めてみましょう!
2-2求人に応募する。
働きたい求人が見つかったら応募してみましょう。
とはいっても電話応募って緊張しますよね。電話をかけてどういう風に話したら良いのか、噛んでしまわないかなど不安があると思います。
・電話シュミレーション練習をしてみる。
電話のシュミレーション練習をしてみましょう。
上記で紹介した発声練習をしてきた人なら声は問題ないと思われます。
まず顔を無理やりでもいいので笑顔を作ります。
笑顔で声を出すと、口角があがり声の感じも明るくなり
電話の相手に良い印象を与えることができます。
電話をすると相手が出ますね。
例「お電話ありがとうございます。株式○○会社でございます」
それに対しての第一声を決めてしまいましょう。
例えば私が実際に使った文句はこんな感じです。
この文句を電話をかける前に、笑顔を作って何回も繰り返しスムーズに言えるまで練習しましょう。
こんなこと面倒くさいし馬鹿らしくてやってられないと思われる方もいるかもしれませんが、
やるのとやらないのではかなり違ってきます。
特に電話応募は応募先への第一接触です。
中には電話の印象を採用するかどうかの要素としている会社もあります。
いい加減な電話のかけ方のせいで、まだ募集中なのに
「採用を締め切りました」などとその場で断られるケースもあります。
働く気はあるのに電話の仕方だけで落とされるのは勿体ないのではないしょうか。
なので第一印象である電話応募はしっかり準備するにこしたことはないんですね。
・一歩踏み出す勇気の出ない人へ
これまでいろいろな準備をしてきて後は応募するだけ、という段階で恐怖や不安でどうしても応募できない、
最後の一歩が踏み出せないと思う人もいるのではないでしょうか?
ここで上記で紹介した考え方、メンタルが大事になってきます。
応募して面接を受けたけど不採用になった。いいんです。失敗してもいいんです。
行動し挑戦した結果です。不採用すらも経験値に変えましょう。
どんどん応募しましょう。
行動を止めてはいけません。立ち止まると怖くなります。
面接もたくさん受けると慣れてくると思います。
採用される確率が高くなりますよ。
「採用されてもちゃんと働けるだろうか」という不安もあると
思います。
もちろん真面目に一生懸命働きベストを尽くすのは当然ですが、
最悪、どうしても無理だと思ったら辞めてしまえばいいんです。
働きだしたらずっと続けねばならないそんな地獄は嫌だと
思っていませんか?
頑張るけれども、無理だったらいつでも辞めていい
という気持ちでいると心持ちが軽くなりませんか?
駄目だったら次にいけばいいんです。
3仕事のコツ
求人に応募し採用された方、おめでとうございます。
勇気を出して第一歩を踏み出せたこと自信を持っていいと思います。
ここでは引きこもりだった人が働く上で気をつけるべき点を紹介したいと思います。
3-1働く上で気をつけるべき点
・あいさつは自分から聞こえる声で
あいさつは仕事をする上で、社会人としてもとても大切です。
コミュニケーションをとるための第一歩とも言えます。
あいさつをちゃんとしないことで
「あいさつしてくれない、私嫌われているのかな」
などこちらの思惑とは裏腹にいらぬ誤解が生まれあなたの印象が悪くなってしまいます。
なので特に働きだして新人ですので、あいさつは自分から聞こえる声でするようにしましょう。
ボソボソと言ってるか言ってないのかわからないあいさつは
相手に良い印象を与えませんので、はっきりとした声で。
発声練習をしている人ならここは問題ないと思います。
職場ではいろんな人がいて、中にはあいさつしても返してくれなかったり
自分からは絶対あいさつせず、こちらからあいさつしたら返してくれる人などいると思います。
あいさつをしてくれない人にはこちらからあいさつしないでおこう、とするのは
やめておいたほうがいいでしょう。
新人のくせにあいさつしない、とあいさつしない自分のことは棚に上げて
因縁をつけてくる謎な人間も中には存在します。
理不尽な話ですが余計な問題を起こさないためにもあいさつしておくに越したことはないですね。
ちゃんとあいさつする方が正しいことなので堂々としておきましょう。
・自分から話かけよう
長年引きこもっていた人は、コミュニケーションに自信がなく自分から人に話しかけるのが怖い、
苦手だと思っている人が多いのではないでしょうか。
私も引きこもりから働き出した当初、最初は新人として気を使われ話かけてくれることもありました。
でも会話するのが苦手なため自分から話かけることはないため、
話しかけられることがなくなっていきました。
引きこもりから抜け出して間もない頃って、殻に閉じこもっているというか
人を寄せ付けないようバリアを張っているというか、ある種の負のオーラが無意識の内に出ているんですね。
他人から見たら話しかけずらい印象を持たれてしまい、
こちらから話しかけることがないから会話も生まれず、どんどん孤立していきました。
さすがにこれじゃあいかんと思い直し決意します。
そう、自分から話しかけるようにしたんですね。
会話が苦手だから何を話していいからわからないのにどうしたらいいの?
と疑問に思われる人にオススメの方法を説明します。
・話す話題は仕事の疑問や当たり障りのない話から。
会話が苦手な人は大人数の中で、話をすることってできない人が多いのではないでしょうか。
緊張するから頭が真っ白になり、皆が会話している内容についていけず、
発言することなくずっと沈黙したままになってしまうという感じだと思います。
大人数での会話はとてもハードルが高いので、無理はせず
まずは誰かと二人きりになった時などに一対一で自分から話かけてみましょう。
二人きりの場面だと、他に誰もいないので緊張することも
大人数の中で話すよりかは少ないはずです。
話をする内容は、
仕事をしていてわからない事であったり、当たり障りのない質問で良いと思います。
例えば、私が実際に質問していたものでいいますと
・どこに住んでいるのか。
とかですね。とにかく相手に興味を持って質問してみましょう。
自分の話は置いておいて大丈夫です。人間は基本自分のことを話すのが好きなので
会話が苦手な人は相手に興味を持って聞き役に徹しましょう。
相手が人間性によほど問題のある人でなければ
普通に話をしてくれるはずです。
私はこれらの方法で少しずつ自分のできる範囲で自分から話かけるようにし、
職場に打ち解けていくことができました。
ここで注意が必要なのが、相手が明らかにおかしい人の場合です。
これから引きこもりを脱しようとする人には、脅すようであまり言いたくないんですが
・最初から理由もわからずとにかく嫌ってくる人
世の中にはいろんな人間がいますので、残念ながら
こんなタイプの人が存在します。
自分から話しかけてみて上記のような人だった場合、
無理をして話しかけるようにするのはやめた方が無難です。
もちろん完全無視するのはかえって状況を悪化させる恐れがあるのでよくないですが、
最低限のあいさつと最低限の仕事の話にとどめておいたい方がいいですね。
人間10人いれば、2人は気の合う人、6人は好きでも嫌いでもない人
残りの2人は嫌いか嫌ってくる合わない人
という割合になることが多いです。
この合わない2人と仲良くしようと努力するのははっきりいって時間の無駄です。
気の合う二人、どちらでもない6人の人と積極的コミュニケーションをとるようにしましょう。
3-2仕事の流れをつかむ。
仕事を始めたら一生懸命に働き、仕事の流れをつかむようにしましょう。
少しでも早く仕事を覚えて、職場に貢献することができれば
職場の人たちに受け入れられる時間も早くなります。
いつまでも仕事が覚えられない、何度も教えたのに同じ間違いをしてしまう状況が
改善されないと正直、職場に居づらい状況が生まれることになります。
親切だった人の対応もだんだん冷たくなる。
上記のようなことを避け、快適に働くためにも仕事内容や仕事の流れを覚えるのはとても重要です。
・先輩がやっていることをよく観察する。
・仕事の流れを覚える
仕事を終えて家から帰ってきたらまず、
メモしたことを見返し頭に入れます。
失敗したことは次から失敗しないようにこうしようと反省します。
そして一日にやった仕事の流れを思い出せる範囲でいいので紙に書き出してみます。
はじめのうちは全部覚えきれず、穴ぼこができるような状態になるでしょう。
でも仕事日数が増えてる度にこの作業を繰り返してると
正確な仕事の流れを書いた紙が完成すると思います。
仕事って色々ありますし、イレギュラーなこともありますが
基本はルーチンワークな部分がほとんどです。
まずはこのルーチンワークの部分を仕事の流れをつかむことで
頭に叩き込みましょう。
仕事の流れがわかってくると
働いていると次に何をすればいいのか先読みできるようになります。
次にやることを常に頭で考えて動くと
周りから仕事ができる人だという評価につながってきます。
自分なりに仕事を覚えていき、
仕事でわからないことがあったら
面倒見のいい親切な先輩を見つけてどんどん聞きましょう。
もしもそんな親切な先輩が一人もいない、という場合はその職場自体に問題
あると考えられるので、次の仕事先を探した方が賢明です。
良い職場環境を探すのはある種 、ガチャガチャを回すことに似ていると思います。
いいアイテムが出るまで、いい職場が見つかるまでガチャを回すということですね。
もちろんマシな職場環境で、自分の至らなさで辞めてしまうのはよくないですよ。
でも明らかに悪い環境ならすぐにガチャを回すべきです。
心や体を壊して我慢して働く必要はありません。
まとめ
引きこもりから抜け出す準備
・体力をつける(ウォーキング、ジョギング)
・太陽の光を浴びる。
・発声練習をする。
・表情筋を鍛える。
・散髪する。
・メンタルを整える。
アルバイトから始める。
・仕事選びは将来やりたい仕事に関連したものを選ぶ。
・求人に応募する。電話をかける練習をする。
メンタルを整える。
・仕事のコツ
あいさつは自分から、自分から話しかける。
・仕事の流れを掴む
メモをとる、先輩を観察する、仕事の流れを覚える。
最後に
引きこもりから抜け出すのはとても大変です。私も抜け出すためにあれでもない
これでもないと試行錯誤しながら、時には遠周りをしました。
この記事では私が引きこもりから抜け出した方法を可能な限り掲載したつもりです。
正直引きこもりを抜け出したからといって、素晴らしい人生が待っている
と断言はできません。
できませんが、少なくとも「引きこもっているままではいけない」「でもどうしていいのかわからない」
と同じ日々の繰り返しで時間だけが過ぎていく不安、恐怖の状態からは
脱し新たな人生を始めることができるのは確かです。
できることから始めてみましょう。
体力をつけるのもいいし、発声を鍛えてみるのもいい。
焦らなくてもいいです。
小さなステップを踏むことも無駄にはなりません。
後退しているのではなく進んでいるんですから。
一人でも多くの引きこもっておられる方が、勇気を出して一歩を踏み出し
引きこもりから抜け出され自分の人生を歩まれることを願っています。
コメントを残す